夜間や休日の救急外来の受診する目安について、ご案内します
以下のポイントの一つ以上が当てはまる場合は、救急外来の受診を前向きにご検討ください
*対面診療をせずには正確な見立ては困難であることは十分にご承知おきください

<発熱したとき>
1. 生後6か月未満…
目安は3か月未満で38℃以上、3か月から6か月で39℃以上
2. 視線がおかしい、おかしな動作をする、何となく眠りがちである
3. 顕著な脱水症状が見られる
・・・泣いても涙が出ない・目が落ちくぼんでいる・皮膚やロ唇が顕著に乾燥しているなど

<咳嗽(せき)・喘鳴(ゼーゼー)>
1. 痰がなかなか切れずまったく眠れない。
2. 胸がヒューヒューと鳴っていて呼吸が苦しく眠れない
3. 犬が鳴くような乾いた甲高い咳を激しくする
加えて息を吸うときに苦しそうである

<腹痛>
1. 衣服を緩めおなかの締め付けをなくし、排便させてみても腹痛が改善せず、痛がり方が尋常ではなく顔色も悪い
いったん改善したがしばらくしてまた痛がり出した
2. お腹を押すと痛みが強く、なおかつお腹の筋肉を硬く収縮させる
ももの付け根の辺りが不自然に盛り上がっていて戻らない。(ヘルニアの疑い)
3. 便や尿に血液を疑わせる赤いものが混入している
4. 数日前までに激しく腹部を打っている

<嘔吐>
1. 高熱を伴い、意識状態がおかしい 機嫌が極端に悪い あるいはぐったりしている
2. 顕著な脱水症状が見られ
・・・泣いても涙が出ない・目が落ちくぼんでいる・皮膚やロ唇が顕著に乾燥している・尿量が極端に少ないなど
3. 吐いた物が血液である、あるいは黄緑色である
便に血液が混入している
4. ももの付け根の辺りが不自然に盛り上がっていて戻らない
数日前までに頭部や腹部を打っているなど

<けいれん(ひきつけ):以下の場合は、救急車を呼んでください
1. 5分以上経ってもけいれんが止まらない
2. いったんけいれんが治まったが、またけいれんを繰り返した
3. けいれん後15分以上経っても意識が戻らない なんとなくボーッとしておかしい
4. 激しい嘔吐を伴っている
5. けいれん後手足に麻痺が残っている
6. 6か月未満の赤ちゃんのけいれんである

◆受診の目安やケアの簡単なポイントをまとめた「こどもの救急」WEBサイトもご活用ください

◆ご自宅で様子をみられる場合:各症状のホームケアのポイントについて・・・
「教えて!ドクター こどもの病気とおうちケア」も参考にしてみましょう

 

夜間および休日の医療機関への受診先をまとめました

夜間および休日の受診案内

 

診療時間内の受診にご協力ください

夜間休日診療や救急外来の「コンビニ受診」(コンビニのように医療機関を夜間に「便利に」受診すること)は控えましょう 昼間仕事で行けないなどのご事情もあるかと思いますが、お子様の健康を優先してお早めの受診ができるよう、職場やご家族とよく相談しておくといいですね!

当院への受診も、なるべく日中にお願いします 症状が長引いている場合は、午前中の受診を心がけましょう!(紹介や検査のご案内がしやすくなります)

参考)診療時間内の受診にご協力ください(厚生労働省)

令和7年1月27日更新

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