あらかじめ注射があることを伝えておくこと」がとても大切です。
前もって注射があることを伝えてみましょう!

クリニックに来てからいきなり注射があると知ると、
パニックを起こして大泣きしてしまうこともあります。
痛い注射は大人でも嫌ですよね!
でも、知らずにいきなりされたらもっと嫌な気持ちになります。

事前にお伝しておいてくださると、
ゆくゆくはお子さんも予防注射の意味を理解してだんだん泣かなくなってきます
お子さんも保護者の方も、気楽に注射に取り組めるようになります。
ぜひ事前の伝達にご協力ください。

伝えるタイミング
2~3歳:数日前(遅くとも数時間前まで)
4~6歳:1週間前(遅くとも前日まで)
小学生以上:予定次第なるべく早く(遅くとも1週間前まで)

事前に伝えるコツ
◯終わったら簡単なご褒美があると伝える(お菓子を増量、好きな公園に連れていく、絵本を買ってあげるなど)
注射の意味(病気にかかりづらくなる、病気の理由がわかる)を伝える
◯カレンダーの注射の日に好きなシールを貼る
じっとして深呼吸をする練習をする(こうすると痛みが減るよという)
見ても見なくてもいいよという(選択肢を与える)
◯しぶしぶでも、少しでもやる気になったら、褒めたり認めてあげたりする
◯「怖くないよ、痛みは少しだよ、褒めもらえるよ」と伝えて安心させる
◯予防接種の絵本や絵カードを用いて、楽しく説明する

NGな伝え方(つい言ってしまいがちですが…控えましょう!)
*絶対痛くないという(多少は痛いのでウソになってしまう)
*当日いきなり伝える(大抵は拒絶します)
*先にご褒美を渡してしまう(注射を打ってからのご褒美という順序が大切)
*お小遣いを増額したり、豪華なおもちゃを買ったりする(他の嫌なことでも要求する様になる)
*悪い子だから注射してもらうという(自己肯定感を下げるため)
*やらないと〇〇をやめさせる、〇〇に連れて行かないという(「おどし」となり親子の信頼関係に悪影響がある)

注射当日
*約束しても行き渋ることは普通です 気をそらしてお連れください(お気に入りのお人形などご持参して構いません)
*抱っこできる年齢のお子さんは、体をぎゅっと抱きしめながら注射と反対側の手を握ってあげてください!
*注射当日は泣いてもまったく構いません(どうか怒らないであげてください)
*とにかく、実施できたら褒めてあげてください!

当院は、とても細い注射針を使用して手短に済ませるなど、
なるべく痛みが少ないように配慮しています。
どうしても伝えられない、伝えただけで大泣きしてクリニックに来られないなど、とても怖がりなお子さんの場合は医師や看護師にご相談ください。

参考資料(成育医療センターの解説ページ)

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